長崎歯科・エイジレスインプラントオフィス
キシリトール
キシリトールとは?
キシリトールが発見されたフィンランドでは、左図のような四葉クローバーに見立てた図があります。
むし歯予防には4つの大切な要素があって、キシリトールはそれらの効果をパワーアップするための支えになると考えられているのです。ガムやタブレットなどの商品名としても使われているキシリトールは、元々糖アコールの一種で、6個の炭素を持つ甘味炭水化物を意味しています。 この甘味炭水化物であるキシリトールの仲間には、ソルビトール・マンニトール・マルチトールなどがあり、これらは多くの食品に用いられています。
- 参照元:日本フィンランドむし歯予防研究会
- http://www.jfscp.gr.jp/index.html
キシリトールおすすめの食べ方
食べる回数
むし歯予防のためには、キシリトール100%配合のガムの場合、1日3回1粒を毎食後に噛み、さらに歯みがき前に噛むと効果的です。
むし歯になりやすい方や、積極的にむし歯予防をしたい方は、1日5回、毎食後と間食後、おやすみ前に1粒を噛むことをお勧めします。
一度にたくさん摂るより、一日に何度かに分けて摂るほうが効果的です。
噛む時間
キシリトールの成分はおよそ数分で流出しますが、よく噛んで、唾液をたくさん出す事もむし歯予防に大切なこと。
ですから、ガムを噛む場合は、味がなくなってもそのまま5分~10分噛むことをお勧めします
摂る時間
キシリトールを食べると、2週間で歯垢が減り始め、3ヶ月ほど経つとむし歯菌が少なくなるといわれています。
でも、その後すぐにやめてしまうと、しばらくして再びむし歯菌が増え始め、むし歯になる可能性も高くなってしまいます。
むし歯予防のためには、まず毎日、続けて摂ることが大切です。
いつでもどこでも、手軽においしく、楽しく食べてくださいね
0~1.5歳の予防法
歯が生えていない0歳児のむし歯予防!!
むし歯の原因菌は、歯が生えていない赤ちゃんの口の中には住んでいません。
なぜなら、むし歯菌が定着するためには、歯のように硬い組織が必要だからです。
むし歯菌は、歯が生え始めると、だ液などを介して赤ちゃんに感染します。
ですから、赤ちゃんに歯が生えてくる前に、周りの大人がむし歯予防をして、なるべく感染させないような環境を作るという意識が大切です。
むし歯菌母子感染
お母さんがキシリトールを食べ続けた結果、こどもにむし歯菌が感染する割合が低くなったという研究もあります。
*コントロール:フッ素入りの歯磨き剤を使ってのブラッシング
*クロルヘキシジン:むし歯菌を殺菌する薬剤(日本では使えません)
むし歯菌母子感染
- むし歯菌が早く定着すると、むし歯になる確率が高い
- 母親にむし歯菌が多いと、こどもに感染しやすい
- むし歯になりやすいこどもたちは母親からの感染である
- 母親のむし歯菌レベルを下げると、こどもに感染しにくい